大きく離乳食の開始前と開始後で病態が異なるため、対応が異なります。
離乳食開始前の便秘
*生後3カ月以前
・さまざまな直腸肛門の病気を除外する必要があります。
・乳児排便困難症:生後1〜2カ月の乳児によくあります。排便のたびにいきんだり、
泣いたり、顔が真っ赤になるのが10〜20分続きます。
便は1日数回出ますが、硬くありません。
排便時の腹圧の上昇と肛門括約筋の弛緩の協調ができないことが原因とされ、1〜2カ月で自然に治ります。
離乳食開始後の便秘(慢性機能性便秘症)
・症状:週2回以下の排便、痛みを伴うあるいは硬い便通、太い便、直腸の便塊、排便を我慢する/週1回以上の便失禁(4歳以上)
・排便排尿習慣、生活習慣、食習慣、成長発育などを確認します。
・直腸に便が詰まっている状態(便塞栓)があるかどうかを確認します。
腹部超音波検査・X線検査をすることがあります。
・便塞栓があればまずそれを毎日取り除く治療を行います。
・排便習慣、生活習慣を見直し、必要があればさらに薬物治療を行います。
・小児の便秘は、適切な生活排便習慣の確立と薬物治療により改善しますので、気軽にご相談ください。